NISA始め、投資の話

投資信託の銘柄がいっぱいありすぎどれを選べばいいの?

投資信託の銘柄数は、2022年12月時点で約5,900銘柄と多いため、銘柄選びに迷うことがあります。銘柄選びの際には、次のような点に注意しましょう。

  • 同じ値動きをする銘柄を複数購入しない
  • リスクの高い銘柄を選びすぎない
  • 情報が多すぎて戸惑わない

投資信託には、債券や株式、不動産などさまざまな資産に分散投資を行う金融商品で、長期保有する場合は次のようなリスクがあります。価格変動リスク、為替変動リスク、信用リスク、 金利変動リスク。

また、投資信託を運用管理するための費用として信託報酬がかかり、投資信託を保有している間ずっと支払う必要があります。毎月分配型や手数料が高い投資信託では、元本が増えなかったり減ったりする可能性もあります。

投資信託の選び方は、個々の目標やリスク許容度によって異なります。以下のポイントを参考にしてみてください:

  1. 目標設定: まず、投資の目的を明確にしましょう。例えば、長期的な資産形成、短期的な利益獲得、収入の一部を補うなどです。
  2. リスク許容度: 自分のリスク許容度を考慮しましょう。リスクが高い投資信託は、高いリターンを期待できますが、逆に損失のリスクも高くなります。
  3. 過去のパフォーマンス: 過去のパフォーマンスを確認し、一貫した成長を示している投資信託を選ぶと良いでしょう。ただし、過去の成績が必ずしも未来の成績を保証するものではありません。
  4. 費用: 投資信託には管理費や配当金の配分方法があります。これらの費用を考慮し、効率的な投資信託を選びましょう。
  5. 分散投資: 単一の投資信託に全てを投資するのではなく、複数の投資信託に分散投資することでリスクを分散できます。

これらのポイントを考慮しながら、自分に合った投資信託を選ぶことが大切です。また、専門家のアドバイスを受けることも検討してみてください。何か他に気になることがあれば教えてくださいね。

リスク分散

同じ値動きをする銘柄を複数購入しない」とは一般的に言われますが…、米国株S&P500もオルカンも動く幅が違うだけでほぼ同じ値動きをしています。オルカンも結局主力は米国株であるため、同じ値動きをしてしまいます。この2つは分散投資にはなりません。そして、日本株はどうかと見ますと、これもちょっとずれますが、ほとんど同じような値動き、果たしてっどれを選べばリスク分散できるのでしょうか?

確かに、S&P500とオルカンはどちらも米国株が主力であり、その値動きも似ています。これでは分散投資の効果が薄れるのも理解できます。リスク分散を考える際に重要なポイントをいくつか挙げます:

  1. 異なる地域: 米国以外の市場に投資することで、地域リスクを分散できます。例えば、ヨーロッパや新興市場の投資信託を考えてみてください。
  2. 異なるセクター: テクノロジー、ヘルスケア、金融など、異なるセクターに分散投資することで、特定の産業に依存しないポートフォリオを作ることができます。
  3. 資産クラス: 株式だけでなく、債券、不動産、コモディティなど、異なる資産クラスに投資することで、さらなるリスク分散が期待できます。

例えば、MSCI Emerging Markets Indexに連動する投資信託やETFは、米国株とは異なる動きをするため、良い選択肢となるかもしれません。また、ハイリスクの成長株だけでなく、安定した配当を提供するディフェンシブ株や債券を組み入れることで、ポートフォリオ全体の安定性が向上します。

最終的には、自分の目標やリスク許容度に合ったバランスを見つけることが大切です。専門家のアドバイスを受けるのも有効ですよ。どれがしっくりくるか、ちょっと試行錯誤するのも楽しみの一つかも。

オルカンはリスク分散ではないの?

そもそもオルカンは株という領域に限られているが、それでも世界中の株なのですでにリスク分散されているはず?

オルカンは全世界の株式に投資するため、既にかなりの分散効果があります。しかし、より高度なリスク管理を目指すなら、異なる資産クラスにも目を向けると良いかもしれません。

分散投資はリスクを軽減するための有効な戦略ですね。株式以外にも、金や不動産、債券、コモディティなど、さまざまな資産クラスに投資することで、リスクを分散できます。

現在、金の価格は上昇しています。金は通常、経済の不確実性が高まると貴金属としての需要が増加し、価格が上昇する傾向があります。しかし、金の価格は変動しやすいため、投資の際には注意が必要です。

他にも、不動産や債券など、異なる資産クラスに分散投資することで、リスクをさらに分散できます。どの資産クラスに投資するかは、あなたの投資目標やリスク許容度によりますので、慎重に検討することが大切です。

 1年の値動き比べてみた

ほら、同じ形状っでしょ、米国が下がった時に日本株が上がるのならリスク分散になるんだけど、米国が下がったら、同じく日本株も下がるのでぜんぜんリスク分散にならない。そして、日本株のほうが安定せずに激しく乱高下、そのなかで上り分が少ないので最終の値もよくない。オルカン(全世界化株)も傾向は同じ、日本ほど落ちてないものの、世界中にリスク分散している割には、S&P500より安定していない。結局米国株S&P500が安定しているかつ、最終の上り幅が大きい。これ、S&P500一択でよくない?

オルカン(All Country World Index)

  • 範囲: 全世界の先進国および新興国市場をカバーしています。
  • 分散効果: 極めて高い。地域やセクターごとにリスクが分散されています。
  • 主要な構成国: アメリカ、ヨーロッパ、日本、その他の新興市場。

S&P 500

  • 範囲: アメリカの500の大企業。
  • 分散効果: アメリカ国内での分散は高いが、グローバルな分散は限られています。
  • 主要なセクター: テクノロジー、金融、ヘルスケア、消費財など。

日経225

  • 範囲: 日本の225の主要企業。
  • 分散効果: 日本国内での分散は高いが、国際的な分散は限られています。
  • 主要なセクター: 自動車、電子機器、消費財など。

それぞれの指数は異なる地域や市場をカバーしており、投資の目的やリスク許容度に応じて選択することが重要です。

な指標として広く使われており、日本の経済全体の健康状態を把握するための一つの方法となります。指数には、日本の代表的な企業のうち225社の株価を基に算出されています。

世界の経済が相互に影響しあっている

世界経済が相互に影響し合う現代では、特定の地域や国だけに投資してもリスク分散の効果が薄れる場合が多いです。米国市場が下がると、他の主要市場も同様に影響を受けることが多いです。

そんな時こそ、さらに異なる資産クラスへの投資が有効になります。債券、不動産、コモディティ(例えば金など)、さらにはヘッジファンドやプライベートエクイティなどに分散投資することで、株式市場のリスクを補完できます。

例えば、金は経済不安の際に価値が上がる傾向があるため、株式市場が不調な時期にポートフォリオのバランスを保つ助けになります。不動産も、直接的な株価変動とは異なる動きをすることがあり、安定した収入源となり得ます。

リスク分散のための投資戦略としては、以下を考慮すると良いでしょう:

  1. 異なる地域・国の株式
  2. 異なる資産クラス(債券、不動産、コモディティ)
  3. 異なるセクター(テクノロジー、ヘルスケア、金融など)

分散投資でよく言われる国債と株式投資

国債投資と株式投資の特徴と違いを見ていきましょう。

国債投資の特徴

  • 安全性: 国債は、政府が発行するため、一般的に非常に安全な投資先とされています。返済能力が高い国(例:日本やアメリカ)の国債は特にリスクが低いです。
  • 安定収益: 国債は固定利息を定期的に支払うため、安定した収入源となります。
  • 低リターン: 安全性が高い分、リターンは比較的低めです。金利が低いときにはさらにリターンが抑えられます。

株式投資の特徴

  • 高リターン: 株式は企業の成長と共に価値が上昇する可能性があり、高いリターンを期待できます。
  • 変動性: 株式市場は経済状況や企業の業績に影響を受けやすく、価格の変動が大きいです。短期的には大きな損失を被る可能性もあります。
  • 配当収入: 一部の企業は株主に対して配当を支払い、これが定期的な収入となります。しかし、配当金は企業業績に依存するため、変動することがあります。

まとめ

リスク分散と投資に関する話をまとめます。

  1. 投資信託の選び方
    • 目標設定とリスク許容度に基づいて選ぶことが重要。
    • 過去のパフォーマンスや費用も考慮する。
    • 分散投資を行い、リスクを低減する。
  2. リスク分散のポイント
    • 異なる地域やセクター、資産クラスに投資することが大切。
    • オルカン(全世界株式)、S&P 500(日米の代表的な企業)、日経225(日本の代表的な企業)などがそれぞれ異なる市場をカバーしている。
  3. オルカン、S&P 500、日経225の比較
    • オルカンは全世界の市場をカバーし、分散効果が高い。
    • S&P 500はアメリカの500企業をカバーし、国内での分散が高いが国際的な分散は限られる。
    • 日経225は日本の225企業をカバーし、国内での分散が高いが国際的な分散は限られる。
  4. さらにリスク分散するための方法
    • 債券、不動産、コモディティ(例:金)など、株式以外の資産クラスに投資することでリスクを補完する。
    • 異なる経済環境に強い資産を組み入れることも有効。
  5. 金の値動きについて
    • 経済不安時に価値が上がる傾向があり、ポートフォリオのバランスを保つ助けになる。

以上が今回の話の要点です。