バス用ベイトリール タトゥーラ 中古 購入&オーバーホール編

ダイワのTWSついているベイトリールってすごい。そしていい感じ。
海釣り用のものはタイラバ、ジギングの高級機のしかない。
だがしかし、バス釣り用のタトゥーラは結構安く、しかも随分前からあり、人気で数も出ている。
なので中古で5000円前後でいくらでも手に入るのだ。
バス釣り先輩はタトゥーラ絶賛、もうこれだけで良いというくらい。
私は昔、バックラッシュと飛距離のなさで諦めてました。
そこからベイトリールも劇的に変化してバックラッシュしにくくなったらしいし、
私もここ数年、海ではベイトリールをタイラバ、タチウオジギング、カヤックジギングと、比較的浅めの海のバーティカルな釣りに使うので、ようやくベイトリールの良さがわかってきた。
問題なしにダントツ良いところは一つだけ、絶大なメリットである手返しの良さだ!浅目の海だと巻いて落としてのペースが早いので、ベイトがよいです。
そして、あばよくば、バス釣りの心残りのベイトリールの手返しの良いキャストを体験したくて手に入れよう。
それと、分解して構造を理解してみたいのと、ベイトリールって、見た目、おもちゃみたいやん、プラモの技術で傷とかかんたんに治せるかなと思って、中古品を手に入れてみた。

TWS。ラインが出るときの抵抗がなさそうでよい。すごい画期的。ロックを解除するとペコリとお辞儀をしてラインに対して横ヒロになる。

赤い回り止めシート

赤いマグブレーキダイヤル。赤いのはギア比で7.3
赤黒の組み合わせは好きだ。昔のX68030を思い出す。

ちょっと傷ありますが、

全然このままでも使えそう。

今まで使っていた5000円くらいのタイラバ激安ベイトのプリュードと比べるとハンドルが短いです。
バスは細かくくるくる回すほうが良いのでしょうか?でかいのとかいないし、バスは引きも弱いので、これで事足りるのでしょう。

ハンドル径を測ってみると、ダブルで78mm、シングルにして、39mm、私のスピニングのなれているのが86mmなので劇短いっす。

プリュードは、約100mm、これに比べても極端に短いです。使い勝手がなれなくて悪そう。

では、ハンドルから分解していきます。ベイトをバラすのは初めてです。

ハンドルからドラグ調整の星型ハンドルまで外しました。

ハンドルを外して行き、カバーのネジも外しました。一応、どこのネジかわかるようにマーカーで色をつけて印にしました。結構ネジ長が違ったりして、間違えたら貫通したりするので。

ハンドル回りのドラグ調整のカリカリ言わす部品。つける順番を忘れないように写真で記録していきます。

ついでに汚れを取っていきます。結構使い込んでてグリスが黒いです。

蓋をぱかーと開けてみたところ。

ハンドル側の蓋。
スプールを支えるメカニカルブレーキ部のベアリング。
もう一つの穴はハンドル。ここにもベアリングが一つ。

分解するとワンウェイが出てきました。

ハンドル軸側のメインギア。これでギア比が決まるのでしょうか?
それとドラグの抵抗になる部分かな。

ドラグのフェルトがあります。
そして、本体側に残っている白いギア2つはレベルワインダーを回転させるためのギア。
大きい方から出ているのはハンドル軸。

スプール側のギアとそれをシフトさせて投げるときのロック解除時にスプールから独立させる部品のようです。

レベルワインダーの写真の反対側のCリングを外して抜こうとして抜けません。

よくわからないまま、ラインの出る下の部分のプラスチック部分のネジを2つ外してみましたが、変わりません。

レベルワインダーのレールの上の車輪みたいなのを止めているプラスティックをマイナスドライバーで外す。
車輪が外れます。これがレールと噛んで抜けませんでした。
ちなみにベアリング追加チューンをしたいだけなら、プラスティックのアゴ部分は外さなくてもどうにかレベルワインダーの車輪部は外せます。
中にワッシャーが1枚入っているので、もとに戻すときに忘れずに。ちなみに後々わかったんですが、このワッシャーでレールと車輪の当たり具合を調整するみたい。厚いと摩擦が増えて巻心地が悪くなります。また、ワッシャーはそのままでもここを締めすぎると同じく、巻心地が悪くなります。程々に締めます。

レベルワインダーの線路みたいなの。シマノの高級スピニングにもついている部品と同じですね。
ギアがついている方のCリングを外してもギアが外れません…。

調べるとここは思い切って力づくで抜くしかなさそうで、ビビりながらも抜けました。
Cリングは左右で大きさが違うので注意。あと外すとき、入れるとき飛んでいきそうなので注意。

この両端にあるプラスティックのカラーをベアリングに変更します。
とりあえず、ハンドル内のベアリングx2と同じサイズだったのでそれを流用。
ハンドルは別に注文するか、小さいのでもう別のハンドルを付けるかも。
ベアリングは車用のブレーキクリーナーを吹きかけ、瓶の中で漬け込んでグリス抜きしたあと、リール用オイルをぶっこんで使います。回転が激違いになります。

ハンドルノブを分解しました。片側だけベアリングが入ってます。ここはもう片方もベアリングにするチューンをしたいですね。しかし、今回はレベルワインダーの追加ベアリングに使い、ここには逆にレベルワインダーについていたプラスティックのカラーを移植しておきます。

ハンドル軸を外します。ギアを合わせると下にネジが2本見えますので、これを外すと取れました。

細かい部品はなくさないように、フックとか入れる小物ケースに部分ごとに入れていきます。

続いて、残り部品、主にクラッチとそれと連動するTWSなどを分解していきます。
この辺の機構が面白いですね。元々スプールのギアをニュートラルにシフトしていただけの機構だったのをTWSを動かすために、てこ機構で動かすようにしたのですかね。
バネ注意ですね。

ぱかっと。


こいつが肝パーツですね。

TWSとそれが乗っかっている部分。

親指で押すクラッチ部分のガイド。

全部外せました。
ネジのうち、塗装のじゃまにならなそさそうな箇所は、なくさない、どこのかわからなくならないように元の場所につけてます。
今回はここまでで、次回は傷修正と塗装です。

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