自作 バスロッド マルチピース化
家にあった20年前くらいに買ったと思われるスピニングの2ピースのバスロッドを半分ずつ4ピースにしました。
最近、バス釣りで使ってましたベイトロッドを4本継ぎのものを使っていて、安かったけどお気に入り。そして、スピニングは遠投用にエギロッドの8.6フィード 2ピースをよく使っていて、そのエギロッドをリュックに挟んで岸際をランガンしていると木に引っかかって大変。小さくできないかと安いやつ買おうかとかも思ったけどそうだ今あるやつを改造しよう!と思い立ちました。でもお気に入りかつ最近息子が愛用のエギロッドが使えなくなるのはリスキーなので、バスロッドで。
ベイトリールはチヌの落とし込みを会社帰りに行けるように買ったものです。かばんに入れていると穂先が折れてチタンティップに改造。そしてグリップ部分が剥がれてきてそれをFujiのグリップに変えたばかり。より一層愛着が持ててます。OGK OKAPPARI。昔4千円弱で実家の近くの釣具屋で買いました。先日同じ店でこれのスピニング版をまた見まして心が揺れました…。自作したい!
カットする場所を検討。なるべくスレッドの前後が強いので補強しなくてもよいのでそこがいいなと。トップはガイドのスレッドの下、バッド側は飾りスレッドの下、この辺が真ん中付近であり、かつ先端側のほうが短くなるのでいい感じ。そうでないとリュックの中で折れるんです。ちなみにこいつも昔先端をチタン化したので絶対折れないんですが。2番が短くなりすぎますが長さのバランスはあまり重要視しないで決めました。ペイントマーカー銀で印をつけました。
ちょっとピントはあってませんが、切っている途中です。使ってないので躊躇ありませんでした。100均のノコで切りました。結構硬いです。
継ぐ方法は印籠継ぎ、1本を分割するとこれしかない。材料は壊れたロッドです。実家に帰ったときに親父のいらない竿が庭の花壇にぶっ刺さっているのですが、それを持って帰ったものと、いつか海で拾って撮っておいた竿の先端です。どちらも超長いフカセ釣り用のフニャフニャのロッドで強度が心配ですが、継ぐ小片のなかに更にその先端を入れて強度を上げます。この作業初めてです。いくつか調べてたのですがそう書いてました。
継ぐパーツを切ったロッドの後ろから差し込みました。どんつきのところでペイントマーカーで印をつけて…あれ?先端が思ったよりはいらない。くっつくくらいまで入りそうなイメージだけど、継ぎの方がテーパーがなさすぎるのかな。歪んでいるのかな?左は製作中、右はOGKの4ピース。結構長く取ってますよね。こんなに長く取るとその部分が固くて曲がらなくなりそうなのでそれより短めに。
比べてみると…。もう少し先を入れ込みたいので、継ぎを短くしたりテーパーを磨いたりして色々試行錯誤しました。
先端側の最終長さぎめ。真ん中のペイントとその間の黒い部分が露出する部分、下側はスレッドを巻くので少々露出は少なくなります。両端のペイントのマークはだいたいこのくらい突っ込むのが曲がり具合もいいだろうと気持ちで決めてます。
ステンシルはPEラインで。巻いてペイントマーカード黒に塗ってUVレジンで固めました。もう1本作ってわかりましたが、黒に塗るのがレジンが糸に染み込まなくて強度的によくなさそう。こちらはやり直すか…。
仕上げてないので汚い…。こんな連結の感じです。
同じように根元側も長さと強度を合わせて作っていきます。中の接着はUVレジンでは光が届かないので瞬間接着剤を使ってます。
こちらもPEラインとUVレジンでステンシルで止めてますが、黒くするためのペイントを入れると強度がなかったので、やり直して入れてません。
できました。曲がり具合は…継ぎ部分がちょっと弱いです。
おしりを揃えると長さはこんな感じ。トップ1番を他の太いので守れる長さ。でもチタンなので実は無敵。2番を守るためにバッド側をちょっと伸ばしてますが、切っていいっぽい。
元々はルアーの重さ3/8oz=10gですが、今回の改造によりそのスペックはなくなったでしょう8gとかいとくかな。それとここのラベルとかシール状なのものを剥がして、さらに紙やすりで磨いて取り除きました。
元々銀色の塗装だったのですが、カーボン柄が見えてきて逆に高級そうな感じになりました。右端の1本が磨いた部分。その隣の真ん中がまだ磨いていない銀色。写真じゃわかりにくいが…。全部磨こうかな。
以上。