ジャイアントポップマックス2−ver2量産型作成

木製ポップマツクス2号機をベースに作成した量産試作型UVレジンポップマツクス#3号機を元に顔のデテールを修正して更に量産型にしたものです。随分前に量産のためのシリコン型を作ったときの材料のシリコンがまだ使えそうな雰囲気だったのも良かったです。

最後の最後の細かい段差を修正するサーフェーサーや液体パテでなめらかにする工程が時間がかかりました。全体的に黒いのはよく使っているクレオスのサーフェーサー1500の黒です。白っぽいのは瓶入りのサーフェーサー。これで表面を整えますが、顔周りは口の中はもう細かい修正はしませんでした。オールUVレジンのほうが硬化時間が劇的に早いのでその点は良いですが、多く盛りすぎて削るのが大変になります。バランス。型を作る際にシリコンを入れる高さとなる真ん中の位置がわかるようにペイントマーカー銀で真ん中にラインを入れています。

1個めの半分の型を作る前にベースを粘土で作ります。粘土は息子のものを拝借しました。100均の2個100円ワゴンで見つけたシリコン型を使おうとしましたが、ふにゃふにゃすぎて使いづらそうでやめました。

枠は結局これも息子のレゴブロックを拝借。昔作ったときは多分、息子がいなく(娘のみ)てレゴブロックなくて高くて買いきらんかった思い出。お菓子の厚紙使ってシリコン漏れたよなぁ。息子っていいなぁ。レゴは後できれいに洗おう。今なら気軽にレゴ買い行こっかと便乗できる。ここでの粘土の造形が型の品質によると思うので丁寧に、平にしました。目印つけていたラインまで埋めます。2つの型を合わせるために筆のお尻で穴を開けます。これ、UVレジンで今の造形方法ではいらないんですが、ねんのためときれいにはめれるように。

ちょっと穴が深すぎてシリコンがきれいに穴に流れませんでした。程々の深さで。まだ表面が汚いですが、ここから丁寧に粘土造形用のヘラで仕上げました。

材料はこれ、クレオスの模型用のMr.シリコーン。硬化剤との比率は100gに対して4g。4%ですね。これ重要な情報この貼っている紙がのこっててよかった。

これこれ。まだ売ってますね。

紙に書いている通り、硬化剤を4g。この測りは料理用だけど持っていっていいよと言われて自分の机に常備。超便利。紙コップのせて「TARE」で0gにリセット、その後材料を入れました。4gで1g単位なので誤差が多いですが、まぁ適当で問題ない。

そこから更に、シリコーンを100g入れます。合計で104gになるように入れました。この写真は割り箸も入っているのでちょっと重め。そして10年前のシリコーンは…どろどろで粘度が強い。ちょっと硬化し始めているのかも。でもよく10年固まらずに持ってた。この値段、今から投資するのは勇気がいる。よーく材料が混ざるように混ぜましたが、もう水飴くらい硬い。そして混ぜれば空気が入って泡が入り嫌な感じしたが硬化剤がきれいに混ざらないよりまし。そしてシリコーンは100gは多そう、2倍位ありそう。だけど、最初なので言われたとおりにします。余ったら別のルアーをコピーしてみようと別も適当に粘土のみで用意。

粘土とルアー原型を詰めてた枠に硬化剤を混ぜたシリコーンを流していきます。通常、サラサラ度と普通に液体が入り込むように隙間はないはずなのですが、ここも粘度が高すぎてきれいにデティールに流れ込むか不安。特に口の中。注意して口の中や目の周りに隙間なく充填できるように流し込みました。心配したとおり泡が出てきてます。これも粘度が低ければ泡は上面に浮いてきて抜けるのですが、今回は粘度が高いので上がってきていても破裂してないのが不安。豆腐つくっているみたい。

紙コップののこったシリコーンの固まり具合で確認して、だいたい3時間位おいて次の工程に入りました。完全に硬化してない時間ですが、十分作業できます。固まったらほんと寒天ゼリーみたいです。反対側のブロックの板を外し、粘土を丁寧に剥がしていきます。位置決めダボが長すぎてシリコーンが入り込んでませんでした。丁寧に流せばイけたと思いますが、どうでもいいので適当になりました…。型の部分がこうなってたら失敗です。どうでしょう。作り方を適当に検索して思っているのと違わないと思ってやりつつ、Youtubeで作っているの見てたのですが、粘土のところにみ剥離剤を付けたほうが剥がれやすいとのこと。でもたしか、粘土が溶けて原型に流れてくる事故もあると書いてあったような。どっちがいいんでしょうね。

反対側は剥離剤を固まったシリコーンに塗っていきます。塗らないと固まったシリコーンと2回めに流した液体のシリコーンが結合するらしいです。UVレジンと同じですね。でも型につかないように注意。前やったとき型にも塗ってしまい、剥離剤が結構ザラザラというか粘度があるのか筆の跡が型についしまうんです。シリコーンと型の境目とかはそんなに気にせずに、どうせ2つを後から合わせて削りますので、問題ありません。

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剥離剤もクレオスのMr.シリコーンバリアー。アマゾンはなぜか売ってない。模型屋さんに行ったほうがいいかも。これも10年前に使ったもの。なんか量も多め。硬化剤は小さい瓶なのですが、この2つを間違えそうで注意。

剥離剤を塗り終えたら同じようにシリコーンと剥離剤を混ぜたものをもう1回、流し込みます。豆腐です。

またゲームで暇つぶし2〜3時間後、固まったのでブロックの枠を外しました。美味しそうな寒天です。

恐る恐る、ぱっかーん。あぁ、いい感じできれい。若干、空気の泡が…。

反対側も型を外してみると、いい感じ。完成しましたー!

目の部分に大きめの空気の空間があります。何故か型の両方とも。空気が入っていても抜けづらいのか、空気が入りやすかったのか。あとで修正のためにシリコーンをここに流しました。