1ピースパドルをDIYで2ピース化!車載問題を解決する分割加工手順

カヤックを始めるとき、車載の都合上2ピースにするか、剛性を重視して1ピースにするか悩む方は多いのではないでしょうか。私も最初は間違いのない1ピースパドルを選び、車の天井に乗せて運んでいました。しかし、毎回載せるのが面倒な上に、パドルのシャフトがへこんでしまうという問題が発生。そこで、市販の2ピースパドルの構造を真似して、手持ちの1ピースパドルを分割式にDIY改造してみました。

こういう板バネボタンでロックします。アマゾンで売ってます。8mmのものです。

パイプカッターでカット

まずはパドルのシャフトをパイプカッターで切断します。カットしないと正確な内径がわからないため、ここがすべてのスタートになります。今回はインロー継ぎ(芯材を中に仕込む繋ぎ方)にするため、20cmのインナーパイプを想定し、その1/4である5cm分を中心からオフセットした位置でカットしました。

インナーパイプの選定と隙間埋め

切断して計測したところ、シャフトの外径は30mm、肉厚が1mmだったため内径は28mmでした。インナーパイプ(芯材)として28mmと27mmのアルミパイプ(長さ300mm)を用意。28mmを全体的に削って合わせるのは大変だったため、27mmのパイプに樹脂を盛り付けてキツキツに微調整する方法を選択しました。

ロック用の穴あけ

固定側と取り外し(ロック)側のそれぞれに穴あけ加工を行います。

  • 固定側: リベット留め用の穴を2箇所あけます。手元にあったリベットの径に合わせてドリルを選びました。

ロック側: Amazonで購入した8mmの板バネ式スプリングプッシュボタンを使用するため、8mmの穴をあけます。先端が少し細くなっているため、外側は様子を見ながら少しずつ径を広げるとガタつきを防げます(インナーパイプ側は8mmでジャストフィットします)。

セリアのアイテムで防水・沈没対策

インナーパイプ側は8mmでジャストです。スプリングボタンは、突っ込むだけです。簡単です。

合体させるとこんな感じ。うまくいくことが確認できましたので、次に進みます。

セリアのアイテムで防水・沈没対策

分割部分の隙間から水が入ると、万が一海に落としたときにパドルが沈んでしまうリスクがあります。防水対策として100均のセリアを物色したところ、椅子の足のシリコンクッション材が絶妙にフィット!インナー側にはSサイズ、アウター側にはMサイズを装着して浸水を防ぐ構造にしました。

こちらは、アウター側、Mでピッタリ。セリアをうろうろしてたらちょうどよさそうなものを見つけられてこういうシンデレラフィットはうれしいですね。

エポキシ樹脂で最終接着


材料が揃ったら、最後にインナーパイプを接着します。いつもやってるロッドビルディングの手法で、まずはマスキングテープを少し隙間を空けて巻き、アウターパイプにキツキツで入る状態を作ります。その後、ダイソーの2液性エポキシ接着剤をたっぷりと塗ってパドルのアウターに差し込み固定。反対側のスライドする側も、内径28mmと外径27mmのわずかな差を埋めるために2液エポキシを薄く塗り、固まったあとに紙やすりで綺麗に磨いて仕上げました。これで車内にもラクラク積み込める2ピースパドルの完成です!

これで完成です。