【ICを「石」と呼ぶ理由】言葉のルーツは教科書ではなく現場のユーモアにある

デジタル社会に欠かせない半導体チップ、IC(集積回路)。
このICのことを、昔のエンジニアやギークな人たちは親しみを込めて「石(いし)」と呼びます。
ネットや教科書でその由来を検索すると、決まってこんな解説が出てきます。
「半導体の原材料がケイ素(シリコン)であり、それは砂や石の主成分だから」
「英語圏でもStoneやSiliconと呼ばれるから」
しかし、現場の生きた言葉のルーツは、そんな堅苦しい理屈ではありません。
もっとシンプルで、現場の人間らしいユーモアが真実です。
## 本当
の理由は「読みが一緒だから」
答えは非常にシンプル。「IC(アイシー)」と「石(いし)」の読みの響きが同じだからです。
新しい技術が入ってきた当時、現場の人間たちが「IC……アイシー……いし……石でいいじゃん!」と、その面白い共通点に気づき、ちょっとした口コミやユーモアで使い始めたのが始まりです。それがいつの間にか業界の定番として定着し、後から「原材料がシリコンだから」というもっともらしい理由が肉付けされていきました。
言葉は、本に書かれた理屈から生まれるのではなく、リアルな現場の人間関係とユーモアから生まれる。 「石」という通称は、そんな生きたカルチャーの証明なのです。

