ギア部製作

摩擦車+プーリーで詳細設計開始。

詳細設計

クリアランスとか正確な位置とか結構精密に設計が必要だと思い…エクセルでリアル長さで図面を書いて進めました。なんどエクセルで2Dの図面が書けます。ネット上で使える3DCADもありましたが、そこまで必要ないので。

  • 薄い黄色のベースは厚み5mm、幅40mmのアルミ板
  • 青いのは実物も青いΦ34mmのプーリー
  • オレンジが実物もオレンジのΦ24mmのプーリー
  • 黄色の5と書いている丸がΦ5mmの穴、M5Tの方が5mmタップ、ドリル穴は4mmであることに注意
    • これは2枚のベースをつなぐ柱をM5ボルト系で作ります
  • 緑色の円はアルミパイプ、大小2種類
  • 右の青いパイプのガイドはなぜか反転している。ここに乗せるためにLinuxやWindowsを右往左往して変化した失敗。
  • 下のL字アングル厚3mmは家に転がってた部材で、パイプを止めるためのもの
  • グレーの内径6mm、外形8mmが850ベアリングを突っ込む穴。ここの加工方法がポイント。ベアリング内径5mを逃がすために6mmです

この通りに以降、作成していきましたが、1つ失敗。上の青いプーリーとオレンジ色のプーリーをつなぐプーリーベルト(Oリング)を書かなかったのが失敗。真ん中のベース両面をつなぐためのM5のネジ柱とプーリーベルトが干渉してしまう。しょうがないので今柱2本。

横から見た図、シャフトとプーリーだけで、柱書いてないです。

加工

ここからは加工編。

ギア部のイメージはこれ。これでよくね?とひらめいて図面を正確に書いたかも。これを挟み込むベースの加工をしていきます。

こんな風に部材にマッキーやコンパスの針で設計を描いてから加工します。ここは、ベースの2面の間のパイプをはめるための11mmの穴の前穴の10mmの穴です。金属用の10mmのドリルなんて持ってなく、激高いので100均の木工用です。アルミなので十分削れます。ただし、当たりハズレもあるみたいで、一番使いたいベアリング部の8mmが切れ味悪くて後に苦労します。金属用のドリル刃の所有は何種類かドリルありますが、6mmまで。

奥のベースの奥側と真ん中の小さい穴は850ベアリング用で、Φ8mmで深さ2.5mm+Φ6mm貫通です。Φ8mmの先端が平たくなるドリルが必要なのですが、これがまた激高い。

木工用のドリルは先端が尖っていて、細い穴をまず空けて、そこをガイドにして入っていく感じです。さらに切り口が平たいんです。これを利用して、2~3mmの下穴を正確に空け、これをガイドとして8mmの木工用ドリルで平たいベアリングを挟むスペースを作ります。

ベアリング用下穴、11mm用の10mmの穴を開けたところ。実際は転がってた10mmのアルミ板で工法を試したりしました。できると確信して本番用の加工に入りましたが、1枚目は失敗。8mmドリル穴がブレて失敗してやり直し。

なぜか木工用の8mmドリル刃のみ切れ味が悪く、ヤスリで磨いてもだめで、もう1セットか1本、木工用ドリル刃を買おうかとかなり悩んだ挙句…。

金属用のドリルの8mmの2段で切れるものがあり、外側が結構平、極ショートタイプもあり、極ショートは結構安いのでそれにした。高級品なのでよく切れる。しかも2段なのがベアリングのためにあるような。結局貫通させるので長いドリルでの作業もなくならない。結局ベアリング部の穴8mm+6mmの作業は、ドリルの細いほうが4.4mmなので、下穴を4mmまで開けた後、このドリルで外円8mm空ける。その後6mmで貫通穴を空ける。

これらの穴あけ作業の正確さでこのギアの精巧さが決まるのでかなり神経を削って作業をした。その後カナノコで切断、気が緩んだのか思いっきり斜めに入った…。まぁ、ここの成功さはほぼ必要ないので…といってもかなり斜めだ。

減速のギアプーリー小の加工。回り止めの穴を横に空けますが、これも金属に比べ柔くドリル刃が入った途端、引き込まれるので注意。イモネジでもなく、普通の3mmネジ。

ピントあってませんが、1段目減速となる摩擦車部、OリングG5(太め)x2、Oリングはアルファベット+内径(mm)が名称。+OリングP45+戸車、+小戸車。5mmボルトとスペーサーでベース板同士を接合する柱。

とりあえず、失敗したものを作り直したもので組み立ててみました。意外といい感じ。ん?ベルトが干渉するやん!の写真。干渉する側のボルトは外して進めてます。他にいい位置がないんです。結構剛性ありそうなのでそのままかも。もしくはそのままの位置を使ってテンションプーリーとするか?下の紙は設計図を印刷して、そこに組み立てフィードバックを色々書き込んでます。

これもまた失敗したものと作り直したものでイメージを見てます。インプット側のシャフトとプーリーを結合。うーん、プーリーベルトとの干渉部ですが、ゆるく閉めればスペーサーがそのまま回転してテンショナーになりそうな感じもしますが、抵抗がでかそうなので、外します。この位置でベアリングにできればよいかも。かなり複雑になりそう。

ベースのもう1枚の方の本番。同じ様にボルト穴とベアリング穴とパイプ穴を加工していきます。こっちのボルト穴はΦ4であけてΦ5でタッピングします。

パイプ部の大きな円はドリルで何度か穴開けて、それからヤスリで仕上げます。車でよくやってた技。

大体、部品の加工が終わったところです。あとはプーリーベルトやら組んでネジ組み。

インプット側パイプ部加工

インプット側は草刈り機のサイズに依存するところで、外形22mmのパイプ=内径20mmの中に5mmのシャフトを入れます。このベアリングがちょっと大きめですが、大きめなのでハンズマンに普通に売っております。635zz、340円/1つ。外形19mmですが、20mmは存在しませせん。そして、横の戸車コーナーに安くて使えそうな同じサイズのものがありまして…、2個で260円と安いので、こっちを使ってみます。結果、滑らかさは許せる範囲です。耐久がどうかな?とりあえず試作機の検証には安いものが良いという気持ちもあり、最終はベアリングにするかも。

1mm足らない分を1mmのゴム板両面テープ付きを買ってきたものの…入らない。うーん伸ばしても入らない。あっ!!直径1mmの差なので1mm巻くと2mmになるじゃん!だめー!0.5mmの両面なしのものも売ってましたが、家に代替え品、なんていうのかなー?車のエア関連の隙間テープを使って大きさ調整しました。

これ。

パイプは実際に草刈り機の中に突っ込んでみて長さを決めた。あとはこれを固定するステー部の作成。

ちょっと長くなったので続きは別記事にします。書くのも疲れてなかなか進まない…、辛い。工作してたほうが楽しい。
次はインプット部分の草刈機との接続、その動画とかもあるので楽しいよ!

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