リアカメラ取り付け

ATOTO純正のバックカメラを取り付けた記録です。ATOTO純正にしたのはアラウンドビューモニターをソフト合成で可能となるからです。これをちょっと見てみたかったという興味心もあります。

この写真は取り付け完了後のものです。

買った商品はこれ。アラウンドビュー対応カメラ。

ステーの作成

問題

カメラ付属のステーで取り付けると下に出過ぎてナンバーと被ります。道交法的にもよくなさそうだし、ぶらーんと出ていて目立ってかっこ悪い。
NDロードスター純正のカメラを調べると後側の上の方が斜めにバンパー内にめり込んでいるような感じ。これを目指します。このカメラのステーではなんともなりそうもなさそうなので、アルミ板でステーを自作します。工作が苦手な人、道具がない人は純正品を取り寄せてもいいかも。

設計

どうやって付けるか検討して、カメラの採寸をして、イメージの設計図を書きました。アルミ板で作成します。その前に紙でモックを作っていけるか検討するために実寸で紙に図面を書きました。

紙のレベルで組み立ててみて…

ネジで実際にはめてみます。うん。行けそう。「+」のところをタッピングネジをさしてロードスターのバンパーに固定します。

実際は何度か図り直して、作り直したかな。

ステーの製作

うまく行こことを確認した紙型からアルミ板(0.5mmだと思う)に設計を写します。油性マジックマッキーで書いてます。工作は金ノコで切断、ドリルで穴あけです。

プラモ用のMr.HOBBYの黒いサーフェーサー1500のスプレーで色を塗ります。このサーフェーサー、細かくてサーフェーサーのままでも渋くて良いです。なんにでも使います。

カメラの設置

勇気が入りますが、バンパーに穴を空けます。自作したステーを当ててマジックでどのへんを切るか適当に書いて切りました。ドリルでカッターを入れるきっかけを作ってあげれば、サクサクと切れます。ちょっと小さめに作ってそれを大きく広げていくのが良いでしょう。カメラが入るサイズです。あぁ、純粋無垢だった私のロードスターに傷がついていく…。せめてきれいに作ってあげましょう。マジックで書いた後はパーツクリーナーとかで吹いて拭けば取れます。

ネジは裏からナットで止めたりしないでいいように、タッピングビスを使いました。普通車とかには使わない要するに木ねじみたいなタイプです。長期間使ってもなんの問題もありません。(※追記:むしろステートカメラの回転方向の緩みとかも気になりますが1年使って全く緩んでません。)

どうでしょうか?純正のようにきれいに付きました。あとはネジも黒のサーフェーサーを吹きましょう。

配線の引き回し

室内ナビ裏から設置したカメラのところ=リアのバンパーまで配線をします。
配線の引き回しはみんカラ先輩を参考にしました。

リアのトランクの内装をすべて剥ぎました。左の奥に隙間があってここから通すらしく、20年前からよくやっている針金を使って突っ込んでみると…、

確かに、助手席横から出てきました!あぁ、すごい。ここのカバーも事前に外してください。

無事に配線を通すことができました。

カメラ側は大変なのですが、上側の丸いキャップを外してそこから針金を入れて、下に潜ってバックライトを外してそこから手を入れたり針金を入れたりしてなんとかトランクまで配線を通しました。バンパーは外しません。

バックランプから電源兼信号を取りますが、家に転がっていた多分20年もののエーモンのこれで引き出しました。バックランプ系はピンクの配線に統一します。配線コネクターだって、よくわからない名前ですね。

カメラ側の配線とナビに繋がる長いRFケーブルと電源ケーブルを繋げて既存の配線にタイラップで固定します。もしバンパーを外すようなことがあったときのために配線は長めに置いてます。作業者が気づいてここを外してくれるでしょう。

カメラの画像が得られて所。問題なさそうです。ATOTO純正カメラなので勝手にアラウンドビューモニターモードになってます。純正でないとこの画面にならなかったので、おそらくカメラ種別をどうにかして映像入力の信号に情報を載せて判別しているのでしょう。画像は超魚眼ですね。これは後の調整のある程度カットすることでいい感じになりました。角度は微妙に調整しました。やはりロードスター純正と同じような角度がいい感じです。

この機能があるのでマツダのショボイ純正ナビ+カメラの機能を遥かに超えました。日産は標準装備のアラウンドビューモニターがそもそもマツダには無いんですよ!

キャリブレーション

1カメラアラウンドビューモニターを動作させるためにキャリブレーションが必要で、キャリブレーション治具として市松模様の布が付いています。これがこのカメラの価値だと思います。風に飛ばされないように風の穏やかな日に実施しましょう。

後は画面に表示して画面操作を行って自動でキャリブさせます。この四角がきれいな四角になるように補正するのでしょう。中華すごいね。ソフト屋としてはこれで当たり前にできるやんと現物を見ると思いますが日本のカーナビメーカーの技術者は思いつかなかったのでしょうかね?元々カメラを複数個付ける必要があるのでいらんかった?まぁ複数カメラの日本製も同じようにキャリブレーションするとか車種ごとに補正データがあるのでしょう。

キャリブにはカメラをONにしなければならないのですが、エンジンを切ったまま電気系のみONにしてからバックギアに入れて実施しました。エアコンは切ってね。

最終調整後

魚眼レンズはどこの範囲を表示するのかを設定できます。魚眼を補正してもいいと思うのですが、それだと画面が極端に横長になるから見づらいのかも。もう1台所有のセレナの画像を参考に上側をカットした感じでいい感じになりました。あと何度かキャリブしなおしたり、カメラの角度とか微妙に調整したいたらアラウンドビューモニターも良くなりました。でもハンドルを思いっきり切ってバックするときとかはやはり曲がりますが。補助的なものとしては十分です。できれば車の画像をかっちょいいNDロードスターに差し替えたいところ。アンドロイドのソフトなのでどこかにリソースとしての画像があるはずなので…

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