キャンプ用自転車のメンテをする
キャンプに自転車で行くためにロードバイクに荷台を付けたついでに色々メンテナンスをしてみた。
このバイクは15年くらい前に購入、100kmの峠を走るレースやトライアスロンにも出た相棒である。最近はもっぱらそんな体力もなく、たまに竿を担いで近所の池にバス釣りに使ってたくらいである。また、駐輪場に置きっぱなしでネジとかサビサビ、交換する。アルミパーツも表面が変化してて、これらも磨く。交換できないものは錆取り剤とかも駆使してきれいにしていく。
ボルトは汎用的なものは外してみて長さと太さを図って、メモしてハンズマンに買いに行きます。10円台、20円台で1個売りしているので助かります。太さはたいてい5mmです。自転車ってJIS規格外のものを使いたがる不思議があります。5mmのネジはJIS規格じゃありませんが、たいてい売ってます。15のレンチはレアです。
長さに関しては、12mmとかあるのですが、汎用品は10mm,15mm20mmと5mm単位でしかありません。大体近いサイズのものを、長い方をチョイスすれば問題ありません。
ハンドル周りのボルトがひどいです。このネジは特にひどいですが、ステンレスじゃないんでしょう。ハンズマンには黒いネジとステンレスの銀ピカのネジが売ってますが、元のネジの色にはかかわらず、部品の色によって黒とステンレスをチョイスしました。ちなみに黒いネジの方がやすいのですが、ベースがステンレスでなくて塗装することでサビを防ぐのでしょうが、経年劣化で塗装が取れて錆びるのはこっちのほうが早いのでしょうか?性能はステンレスネジ>黒いネジということです。
クランクもギアを外して紙やすりとコンパウンドで磨きました。シマノのロゴがなくなりました。
次は…
車体下のギア切り替えのワイヤーのガイドがボロボロに割れてましたので、ここも交換。アマゾンで簡単に翌日に手には入りました。100円位しか変わりませんが紫のほうがいいやつらしいです。これ、せっかく調整しているワイヤーを外すのが面倒なのでワイヤーを後から入れれるようにデザインナイフで切れ目を入れてから入れました。全然問題ないです。取っ払ってもいいくらい。なぜここに細い蓋を作ったのかがむしろ謎です。緩んだときに少々保持できるのかな?これでかなりの工数削減になります。ネジは付属しておらず錆びてたので汎用品に代えました。
次はチェーン、チェーンカッターという特殊な工具が必要です。これもアマゾンで買いました。チェーンは速攻できたのですが、こちらは2〜3日掛かってお盆の帰省で作業が中断して悶々として暮らしてました。
買ったのはこれ。やすそうで使いやすそうなもの。カッターと言うよりチェーンのピンを圧入する工具です。
チェーンはこれ
チェーンはリアのスプロケットの変速数で種類が決まるそうで、私のは9S=9速(今は9Sはあまりないらしい)。選択肢としてCN-HG53 とCN-HG93の2種類あり93の方がちょっと高いのですが、メーカーから聞いたという情報によると性能はどっちも変わらないらしい。見た目で選んでくださいとのこと。ならば安い方の53を選択、こっちのほうがちょっと暗めなのも良い。
チェーン交換は初めてでしたが、意外と簡単。接続用のピンを買うか迷いましたが、1本新品チェーンにも付属していました。失敗したときのため3本くらい別にほしいという意見も見ましたが、全く不要です。チェーンに付いているピンを使います。長さ調整のためになんコマか抜きますが、その際にピンを最後まで抜ききらないで置けば行けるそうで、やってみると一発でうまく行きました。
長さは前後のギアが両方共一番外にあるところでディレーラーの2軸が垂直になるようにとのことでした。そのつもりでしたがちょっと張り気味になりました。修正しても良かったのですが、これで一番張ったギアの組み合わせも一番ダルダルのギアの組み合わせでも問題なかったのでこれで行きます。初めてで一発OK!作業時間5分位。
チェーンは見た目サビサビでも漕いでてあまり違和感なかったので気にしてなかったけど、手で触るとやはり動きの抵抗が違いました。大分漕ぐのが楽になるかも。チェーン内部はグリスがあるらしいのでそこは全然生きているんよね。外側のサビが駆動時に接触するところが全体的に抵抗になるのだろう。微細だがまずはサビのない自転車がよい。家族のチェーンも機会があったら代えてあげよう。
最後に、カラーリング。以前も100均の青メタリックテープでデコレレーションしてましたが、青が剥げてシルバーになってました。これを活かしてちょっとオフセットしたところにまた青メタリックテープ(=当時買ったそのもの。部屋に置いてたので色あせてない)でデコレーション。なんだかおしゃれになりました。
それとホイールのスポークを黒く塗りました。プラモ用のタミヤのアクリルのセミグロスブラックと片輪でなくなったのと売ってなかったのと興味があったので前輪はエナメルの同じ色。これやるだけでなんだかすごく高級なバイクに見えてきた。
これで完成。後はキャンプに出かけるだけ。