リコイルスターター壊れて紐が戻らないのと割れを修復

前回、初めてエンジンが調子よく始動できるようになったのですが、リコイルスターターが壊れて紐が戻らなくなってしまいました。せっかく長年の苦労の末、エンジンの調子が絶好調になったのに、これではエンジンがかからず本当に絶好調になったのかを日を置いて確認したかったのにできないじゃないか!ということでばらしてみました。

リールを止めているネジを緩めていくとバネがぴょーんと出てきました。ゼンマイみたいなバネのながーいのが入ってまして、後からわかったことですが、おそらくこれを止めている巻いたバネの中心部分が外れてたのだと思う。経年劣化と何回も引っ張られてバネが変形してたようでした。

リールが割れているのは元々、もらったときからです。うまく紐が負けてなかったのか、ぎこちなかったので、今回はこれもついでに修復します。

だがしかし、このバネが厄介で、まずはちょろっと調べてほとんど我流でバネの外周を引っ掛けているとことを机に刺したネジで止めてリールをグルグル回して巻きました。いい感じに巻くました。

そしてインシュロックで外周を縛ります。細いのx3です。この状態で何度もケース側に設置しようとしましたが、インシュロックを切るとビョーンとバネが飛び出たり、ビール飲みながら手先を傷つけながら、夜中に2時間位格闘して無理でした…。

別の日に、参考にした情報を最後まで見てなかったのか、もう一度探してもなく、他のサイトでは円周方向ではなく、縦方向にインシュロックを巻くと、あぁなるほどこっちのほうが切って抜くのが楽やね。まきまき、外周をロックするところまでは今まで何度もやってこれが慣れてたので、それから縦方向にロック。

3箇所ロックしてみて、外周のインシュロックをカット。

ケースにセット。以前はここから外周のインシュロックをカットするとびょーんと飛び出ましたが。これだと1つ切るたびに徐々にバネの径が広がっていっていい感じ。

そして、感動のセット完了!あぁ、もう2度とやりたくないから、慎重に。バネの外周側を引っ掛けてます。それから内周側の引っかかりをリールに掛けないといけないのですが、ここが変形してうまく掛かりませんでした。最初に外れた原因もここの変形だと思われます。いい感じにペンチで形状を修正して、リールをはめて回すとリール側の突起にバネの内周のフックが引っかかるように調整します。

リールを入れて左に回すとバネの中心フック部分が引っかかってます。引っかって、うまく縮むように何度か調整しました。二度とバネセット作業をしたくないので、調整したのはリールの割れを修復した跡だったような気もします。

われの修復は、手元にあったプラバン、これも20年前の道具箱から出したもの。円周をたどって、内周の形もたどって、鉛筆で下書きしたあと、ハサミとデザインナイフとヤスリで整えました。下手くそですね。円って難しい。でも機能すればいいのでこんなんでいけるはず。

はめてみると、いい感じ。強度が不安にも思えましたが、力が加わるところではなく、紐を保持できればいいレベル。はめた感じ、行けそうです。それとまた20年前の工具箱をいじっていると出てきたいい感じのボンド Gクリアー(よく20年固まらないでもったね)=ゴム系用=プラスチックもこれがいいだろうと再会もうれしく使用。問題なくくっついてました。

はめて、バネの形状を調整して、回してリール側のフックに引っ掛ける。その後ネジ止め。動画を見漁っているときにリコイルの紐の巻き方を知った。リコイルリールにある切り欠きに紐を引っ掛けてひもで左に回すらしい。ということで、切り欠きも作成しました。

紐である程度回した後、切り欠きから紐を外してバネの力で戻す、これを何度か繰り返します。そして、最後はバネの力が残るくらい多めに巻いたほうがテンションが掛かりバネのフックがリールの切り欠きから抜けなくていいみたい。私は一度抜けまして、紐を巻き直しました。バネが飛び出ないでよかった。

次に、リコイルがぶっ壊れたのをきっかけにか、こっちが先か、リコイルのなんていう部品でしょうか?エンジンが回るときはスルーして、リコイルのときはこちらの部品のほうがクランクを追い越し、その場合だけ引っかかるもの=ワンウェイの仕組みの部品の取付部が割れてました。この写真は割れる前のものです。バネの中の片方が欠けてました。これをネジで修復しました。

こんな感じです。残っている部分を切除して、ドリルで穴を空け、タップでネジ山を作成。M3かな?ネジでは回転部分にネジ山が当たるので、そのへんに転がってた多分釣具のフックに付いてたものかゴムかシリコンのチューブを入れました。試行錯誤して半分にして入れている写真ですが、結局切った右上の部分も入れて元のサイズで入れています。

そして装着。行けそうです。ボロボロですが、まだ使えそうです。この部品と、前半にいっぱい写真のあったリコイルルールの真ん中の形状でワンウェイを実現しています。こういうメカ機構見るとワクワク感心します。

違う角度から。

そして、前半修復していたリコイルリール、バネ、紐、ケースをセットして、紐引っ張ってエンジン始動!ブルーン!OK!何度かやってみてもOK!元通り、そしてエンジン階調!すべてが治った。

よし、嬉しいので次は草刈り装備揃えていつものバス釣り場への道の草刈りに行こう。そして、草刈り場でエンジンふかして燃調しよう。

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