NDロードスター フロントカメラ 取り付け1 〜基本編〜

ナビ、バックカメラを付けた勢いでフロントカメラ付けました。
ここでは構想から始まり、基本的なカメラの物理的な配置と配線。とりあえず仮のスイッチでフロントカメラをONできる配線でフロントカメラの映像がナビに映るまでの記事です。

構想

要求仕様

やりたいこと

  1. フロントカメラの電源は必要なときだけONにしたい
  2. バックギアに連動するリバース信号がON→OFFした後しばらくフロントカメラをONする
  3. 手元のSWで任意にフロントカメラをONにして画像を表示したい

1.は電気を無駄に使うとオルタネータに負荷がかかりパワー的に走行にも影響するのとネットでの話で発熱して壊れるとか下手したら火事になりそういう話があるので極力必要なときだけ電源をONしたい。

2.と3.に関して、フロントカメラのトリガーって何なのか考えると難しい。今回使用するATOTOナビはバックカメラがオンしてその画像になった後、バックカメラがオフするとフロントカメラ画像に画面を自動で切り替える機能がある。おそらくは駐車時にバックしたり前進したりのときにリアカメラ、フロントカメラと切り替えるのであろう。狭いところでは有効だが、普通の駐車ではリアカメラ画像が点きっぱなしのほうが良い。悩んだ挙げ句、とりあえずはATOTOの仕様に準じる様にしてみた。

3.に関しても実装は難しそうに見えるが、2ののバックギア→リバース信号(バックランプ)のONのトリガーをSWで発生させれるようにするだけで、これは簡単にできる。SW押しっぱなしでリアカメラ画像表示、離すとフロントカメラ表示となる。

ちなみに日産セレナ純正ではSWでフロントカメラがONに任意でできるのとフロントの衝突センサーが反応したらフロントカメラがONになりフロントカメラ画像となる。今後付ける予定のフロントセンサーを組み合わせたときにできないものか検討したい。

トリガーと電源等の配線の構想

ざっくりした構想です。「F Bセンサー」というのは別途ソナーセンサーもつけようとして前後のトリガーを書いてますが、この記事では取り扱ってません。大体、何するにもノートにこんな感じで作戦を立ててます。

  1. 遅延リレーを使うことで、リバース信号をトリガーにフロントカメラに電源を入れる
  2. 手元のSWでこのリバース信号をON(=12VのACCに継なぐ)することでバックギアに入れなくても任意で表示させる

絵の「本体」と書いているのは車体本体のハーネスのつもりです。SWをONしての12Vが本体側に流れるとどんな構造になっているかわかりませんが、不具合が起きそうですのでダイオードで逆流しないようにします。ただし、結果、本体ハーネスにリバースの配線はあるのですが、実際は信号が来てなかったのでバックランプからトリガーを得ることにしました。

購入したもの

バックカメラ RLANA 車載カメラ

ものはアマゾンで2000円くらい、安いものがどんなものかも興味あっての選択。小型のもの49万画素、視野角170度と書いてましたが、ATOTOのバックカメラより、断然画質が荒いし、とても170度なんて映ってません。そもそも170度って、極端な魚眼になるはずですが、アマゾンでのサンプル画像通りで結構フラットです。

説明書も全然情報が足りません。例えば、配線の長い方の赤いケーブルの説明が不鮮明です。おそらく、バックカメラとして使うためにバックランプからナビに入れるための信号でしょうが、そんな説明なく、カメラ側の配線の記述はありません。
商品としては色々レベルが低いですが、カメラなんて単純なものなので簡単に付けれます。安ければ問題なし。

取付作業

電源かつトリガーの配線検討と作業

カメラに付いていた配線を図示してみました。黄色いRFケーブルで映像を、赤と黒の端子のケーブルで電源とアースを接続すればカメラから画像を入力し、ナビなどの表示装置に表示することができます。リアカメラで使用する場合はリア側近くのバックランプからの電源を電源用の黒いコネクターの配線でカメラに入力するとともに映像端子に付いている赤い配線を使ってその信号をナビにまで持っていきナビへのトリガーとするのでしょう。この辺の説明が一切なかったのですが、リアカメラ取り付けた経験もあり、テスターで確認して理解しました。

今回はフロントカメラとして使用するので、この配線を利用し、図のようにカメラ側電源コネクターの配線の赤を映像ケーブルの赤い配線に接続し、ナビ側からフロントカメラの電源を入力します。ここをリレーやSWでON/OFFすることでカメラの電源をON/OFFできるようにします。

黄色い映像コネクターの赤いコードの片方をカメラの赤い電源コネクターの赤いコードに結線します。

被覆を剥いでから、そこにつなげてハンダを溶かし、ビニールテープで止めました。

カメラへの電源=トリガー=バックランプ〜スイッチの配線(最終型)

配線の回路はこんな感じ。元々リアカメラ用にバックランプの配線をナビに入れてたものを分岐してFCAMへの入力にします。更に、スイッチでもこの入力をONにできるようにACCと配線します。スイッチON時に、バックカメラが付くと、走行時に後ろの車が驚くのでつかないようにバックライト側にはダイオードを入れて一方通行にしてます。スイッチは分岐側につなげても回路的には良かったのですが、入力側と出力側を分けることでわかりやすくしました。

スイッチとカメラへの電源周りの配線を作りました。バックランプの信号を使うのですが、この先、トータル何本もこのバックランプの信号を使うことになるのと徐々に拡張していくので車体での作業がしやすいようにエーモンの分岐コネクターを使用しました。色々映ってますが、ピンクと赤の配線です。ピンクがバックライト系の配線、赤は(ACC)電源の意味です。

あとはこれにスイッチオンでバックランプがつかないようにダイオードを追加しています。今後のアレンジの用意性を高めるためキボシで脱着できるようにしています。

リレーの納入が遅れているのでとりあえずスイッチだけで動作する回路に

とりあえず、スイッチにてフロントカメラだけ電源をONできるように改造しました。ナビとバックカメラ、バックライトの配線を元に戻し、スイッチをACCの電源をFCAMに入れれるようにしました。これでフロントカメラの電源を入れることができます。

車体側の作業


ナビ裏から先程の配線を通しフロントカメラまでつなげます。ここから12Vの電源を制御して入れます。ちなみにこのように作業しながら写真を撮り作業内容や展望をテキストで書いていってます。フロントカメラをFカメラとかFCAMと記述しています。

ナビ側からのトリガー配線



本来はナビへのバックランプOnの入力=ピンクラインをトリガーにリレーを動かしたいのですが、まだリレー回路が届いてないので評価用にプッシュスイッチのみを接続します。プッシュスイッチオンでACCの12Vと先程配線したフロントカメラ電源を接続することでカメラをONします。

配線の引き回し



配線の引き回しをみんカラで確認すると、皆さんここ=写真でデザインナイフを指している場所。上のキャップでもいいんじゃないのと思うけど、なぜかここ。小さな配線はここがベストのようです。挿してみると柔らかい。室内側のスポンジみたいのが出てる。

スポンジをきれいに貫くのは辛い、デザインナイフでプスプス切ってかろうじてRFケーブルが通るくらい。いつもの針金ハンガーを伸ばしたやつで、助手席からカメラのケーブルを引き込みました。

カメラ仮置きで動作確認



とりあえず、フロントからナビまで配線できたので、カメラをとりあえずバンパー開口部に置いただけで固定していない仮置きで確認しました。これまた仮の電源のプッシュSWをオン!いい感じ。電源をカメラに入れたらちゃんと動きますね。高さがどこがいいのか検討しました。前向き駐車のコンビニとかで縁石がリップスポイラーに当たらないのを確認できる位置が望ましい。あと、猫とか子供が居ないのを確認できれば良い。

カメラ取り付けステー作成



フロントバンパーに固定するためにまたアルミ板でステーを作成しました。
元のステーは上にネジ止めするタイプ、今回は下に固定したい。ネジのストックから、カメラ接続に2mmネジ、3mmの予定が幅が狭すぎて駄目だった。バンパー側が細いとちょっと頼りないので太めの4mm。



ええ感じでしょ。



また、黒のサーフェーサーで塗装。

フロントバンパーへのカメラ取り付け



ステーを取り付けるための穴を開けます。工具が何も入らないから、ドリルの先端を手で回して穴空け。



ちょっと左側が奥に行ったので大きめの穴にして調整できるようにした。ドリルって普通にやっても位置ずれるよね。



ここに載せる。



ええ感じ。



カメラ側の配線は目立たないように縦の柱に沿って上に、バンパーはずされた時のために目立つところに、そして長い方の配線はちょっと余らせぎみにして、もしもバンパーはずすときに切られないように。ここでナビ側の長い配線のコネクターに接続します。もしバンパー外すようなことがあるのならここで分離できます。

完成



できたよー。
バンパーの赤い部分が見えてる。リップは見えてないけどわかるやろう。
地平線から上も見えているので猫がいてもわかる。左右方向はやっぱり、ぜんぜん170度なんてないね。でもけっこう絵が歪んでないのでこの方がいい。
ナビへの連動がまだできてないので手動でナビのフロントカメラソフトを立ち上げて、スイッチを押すことで確認できています。

続きはこちら

NDロードスター フロントカメラ 取り付け2 〜自動切り替えと自動電源オン〜

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