キャブレター付近のネジの交換
キャブとエンジンをつなぐパーツの外れないネジを外す
ここのネジ、前から錆びて固着して取れないのですが、プラスドライバーのみなんです。全体見た感じ、プラスティック部品にはこのプラスドライバーネジを使い、金属部品にはプラスネジ+六角が付いたものを使ってます。このパーツ、エンジンの吸気の直前でプラスチック部品なのですが、どうやらキャブへ熱を伝えないようにプラスチック部品をチョイスしているそうです。草刈り機って新しい技術(掃気)以外は大体、全部同じ構造、同じ部品なのですべてがそうです。
このプラスチック部品にはキャブ〜エアクリーナーを共じめしているネジのタップが切られていて、そこがバカになってました…。以前からそうだったような、キャブを何度も外している間にプラスチック部品のタップであることを注意せず締めすぎたのだと思います。その対策として、ネジサイズを1つ上げるのも策としてあるのですが、工具のサイズが増えるので避けたい。穴を延長させ、貫通しなくてもできそうですが、確実にネジ山を確保するために貫通させたい。現在のネジ山の更に先にネジ山とタップして作ろうと思います。そのためにはこのパーツを取り外したい。ネジをすべてきれいにした勢いでここも交換したいし。
あと、ここの部分にリードバルブとか入れたら効率、燃費上がらないかなぁと妄想しています。2ストといえば、ヤマハの楽器の応用のリードバルブってイメージ。その時期の技術者の思いをトレースしたい。
道具は逆タップです。以前古い車をいじってたのでこういう道具は大概持っていて経験がありますので余裕!
久しぶり(20年ぶりくらい?)に使う逆タップ、感覚を忘れて、そして何も調べずに作業したのでネジ穴が広がっていくだけで、全く食い込まないということがありましたが…、タップに合う穴を空け直してやるとさくっと外れました。やっぱこういう経験や感覚ってやってみないとわからなく、やり続けないと忘れます。あとはいつものように2箇所ともドリルで穴を延長してタップを切りました。プラスチックのタップは楽勝です。
無事、新品のステンレスのネジに交換しました。
プラス+六角ネジ(豪華)がどっちの工具でもやれて一番メンテしやすい(=簡単にドライバーで、そして開かないときはレンチでってことが可能)ですが、プラスチック部品にはネジの横のリブがあって六角は工具が入らず不可能でしたので、六角穴をチョイスしました。色んなパターンを使うといろんな工具が必要となりメンテしづらいのですが、プラスネジよりは力が入るのでここは次の固着の対策を優先とします。
その左のキャブ系〜エアークリーナーを止めているネジ、今回の最終目的のメネジ山をタップしたところのネジは同じ六角穴の一番長いの、元々、ここの部分はネジ山がむき出しで汚れがたまりやすかったところ、ネジ山が先の半分にしか無いのできれいなステンレスの棒になってメンテしやすい!
よし、より一層男前エンジンになったぞ!